Works

A4仕上 二つ折り 

活動の拠点である地元、愛知県瀬戸市をテーマに制作。
制作に至ってはモチーフを何にするかで相当の時間を要しました、
学生の頃は「何も無い町」と思っていたので。
瀬戸市は人口13万人くらいの田舎とも都会とも言えない、ポジティブに言えば「程良い町」。
この町の大きな行事の一つは毎年10万人くらいの人が訪れ賑わう「せともの祭り」。
瀬戸川沿いの道路を塞いだ場所に屋台や陶器の廉売市、陶芸作家のブースがずらりと並び、多分、少し珍しいお祭りです。
陶祖、加藤民吉を祀る事から始まったと言われているこのお祭りですが、
子供の頃の記憶といえば、祭りの夜、瀬戸川を横断する歩道橋の上から必死に打ち上げ花火を見ていた事くらい。
記憶の断片をたどりながら撮りためていく作業は新鮮でした。
子供の頃何気なく見ていた民吉像や瀬戸川沿いの景色。
好き、とか嫌いじゃない。靴とかジーンズの感覚というか。
そんな自分の地元への気持ちも表現しています。
この歳になってやっと瀬戸に馴染んできた気がします。

Photoshop , Illustrator

Canon EOS 5D Mark2